旅人のお食事事情


Let's go to the pub






旅に出てもせっかく来たのだから、
観光・見学優先で食事は空いた時間におなかに入れればOK!という旅人と、
せっかくだからそのお国でしか口に入らない、又はロコの人々は何を食べているんだろう・・・と
1食も無駄(?)にしたくないっ!と食に対する興味も頭に置く旅人と・・
それぞれにいらっしゃるかと思います

私は圧倒的に後者の『1回づつの食事も旅の内』と考える・・・それはたんなる意地汚い・・というよりも
旅に対する貪欲さ・・と捕らえてほしい・・・と常々思っています(言い訳・・?)



一人旅の多い私の場合は、宿に利用するのは圧倒的にB&Bが多く、
朝食はもちろん英国誇るフル・イングリッシュ・ブレックファーストをたっぷりと堪能します

そして、遅い昼食を取る事が多いのですが、
その時にランチに立ち寄るのを楽しみにしている場所が『Pub』

そして、ランチの時間であれば
やはり喉の渇きにはエールかビール 
アルコールのお好きな方でも昼間はちょっと・・・という方々にも
ノンアルコールの飲み物の種類は元々多いので、お食事メインで頼みやすいし、
昼間はお茶だけを楽しんでいる女性グループも多く目にします





私の場合は宿泊するお宿に最初の予約の際、そのお部屋で食事をしても良いかどうかを確認します
もし、お部屋やダイニング・ルームでの食事を許してくださるお宿であれば
ご近所のスーパー・マーケットやデパート(デパ地下)のお惣菜と冷えたビールを持参して帰宅
お部屋でゆっくりと軽い食事を取る事が多くなりました
(翌朝のたっぷりの朝食に備えるという点でも軽く済ますことにもなります)

それは大好きなスーパー・マーケットやデパ地下を探検できるし、
お宿でシャワー後のビールもパジャマで堪能できる、という自宅にいるのとまったく同じ気楽さ
一石何鳥でもあるのです
 






そんな私流の旅の中から
今回は女性一人でもビール&美味しいお食事が堪能することのできる
Pub(パブ)をご紹介していきます 







〜 ロンドンのパブ 〜
 【1】


★2010年8月現在こちらのパブが閉店になっている情報をいただきました
次回渡英の際にその後の様子も検証してまいります

ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ何卒ご了承くださいませ




以下は2004年現在の情報としてお楽しみくださいませ



旅に欠かせないのは何と言ってもショッピング
そのショッピングエリアとしも私達日本人旅行者が多く立ち寄る場所としてはあの『ハロッズ』百貨店


ロンドンのほぼ中心地としても、宿泊ホテルも多いこの地区はお洒落な高級住宅街であり、
ブランドショップが立ち並ぶ旅行者でなくとも素通りできない通りも多く、
常に多くの人々が集う場所
そのハロッズから徒歩約5分、という近距離の静かな一角のビストロ・パブ



<Swag & Tails>

紐飾りと燕尾服亭


Swag & Tails


10/11 Fairholt Street, London SW7 1EG
Tel : 020-7584-6926 Fax : 020-7581-9935


Swag&Tails

こちらのパブは★印の場所になります


ロンドンの地下鉄ではピカデリー線(Piccadilly line)のゾーン1のナイツブリッジ(Knightsbridge)から
ハロッズ出口を出て、大きな通りBrompton Road(A4)をハロッズの入り口に出たらその通りを渡り、
Montpelier St.,を右に入ります

20mほど進むと左手一つ目の角にはリネンショップ「The Linen Merchant」がありますので、
一つ目を右へ

Cheval Pl.,に入り、更に一つ目の左折する細い通りへ進み、
再び左へ曲がる細い道が、住所のFairholt St.,になります

幾つもの美しいフワラーバスケットが見えてきますので、それがこのパブの目印です

ハロッズから徒歩でも5分程の距離です



そして、もう一つの目印はおなじみのパブサイン

パブサイン SWAG & TAILS


Open 月〜金曜日 11時〜23時 
(土・日曜日、そしてBANK Holidaysという祭日はお休み)

お食事 パブエリア ランチメニュー 12時〜15時まで  
ディナーメニュー 18時〜22時まで

レストランエリア ランチメニュー 12時〜15時まで  
ディナーメニュー 18時〜22時まで


醸造所 Free House * (特定のビール会社との契約はしていない)

*昨今は大手ビール会社との契約をしてその傘下に収まるパブが全体の半分以上、
3分の2近くを占めています
当然その大手契約会社との提携をしているパブは契約会社のビールしか飲むことが出来ず、
選択肢が限られます

その中でもこの“Free House”と表示のあるパブは
その特定ビール会社のみならず、
パブ独自での選択している銘柄など幅広く飲み物を選ぶ事が可能です
ひとところ、この“Free House”と表示されているパブは

「うまいビールを飲めるパブ」としてのサインでもあったようです







パブの入り口を開けると目に飛び込んでくるのは
この正面のコーナーになっているバーカウンター
飲み物だけでしたら、
こちらへまっすぐに進んでお好きなものを注文し、
お支払いをして椅子につく

しかし、最初からお食事も・・ということでしたら、
入ると迎えてくれる感じの良いスタッフが席を案内してくれます
それから飲み物を頼み、ゆっくりとメニューに目を通すことができます
(その際は最初に迎えてくれるスタッフに食事をパブで、と伝えましょう)

このパブはダイニングルームとしてのレストランも別に併設されています
そして、このレストランでのお食事メニューはパブでのお食事とは内容が違います

パブはその名の通り“パブリック・ハウス”
誰でもがお食事したり、お茶をしたり、ビールだけをいただきに来たり・・と気軽に利用できます



パブの内部


だから、と言ってレストランが入りにくい、ということではありません
しかし、レストランについては込み合う時間や日は予約が必要です
また、一つのお約束としては“レストラン”ですから、
お食事をする為の服装などの準備も必要になります

私達旅行者でしたら、こちらのパブリックスペースがベストではないでしょうか・・? 

しかし、もちろん!
ロンドンでの美味しい食事をゆっくりと堪能したい時は
ちょっぴり用意も整えてから、こちらでのレストランのお食事もお薦めです
(特にお魚料理がこちらのご自慢  幾つも賞をいただいているそうです )

このレストランスペースはパブスペースの奥に造られ、
またここが素敵なコンサバトリーになっています
親切なスタッフの方が丁度お客様が途切れた時に案内してくれました

昼間は自然採光が気持ち良く、夜は落ち着いたキャンドルの明かりでのお食事は
とても素晴らしい時間を提供してくれるに違いありません


レストランスペース


こちらのパブ&レストランでのお食事には
2004年ベスト・クッキング部門でどうどうと選ばれています
いままでの過去にも毎年どこかで行われているベスト・パブ賞にも幾度も名を連ねている、
飲み物、お料理はもちろんのこと、
スタッフ・サービス・雰囲気と誰でもが気軽に利用できる
「パブリック」=パブの機能は誰もが認めることでしょう

レストランでもパブでも御時間のある時にはゆっくりと堪能してみたいです






そして、私の定番のこの日のパブ飯は、
午前中歩き回ったお陰で普段はほとんど口にしないお肉の“ハンバーガー”となりました
きちんと焼き具合まで訊ねてくれるオーダー取りにはついつい期待してしまいます

とにかく量の多さでは想像するまでもなく
ビールをいただくとすぐにおなかが一杯になってしまう私はお食事が一緒だとハーフ・パイント
ビールはここでのお薦め“Charles Wells”






すっきりとした後味でついつい飲み過ぎそうになりました

ハンバーガーセット


待つこと10分
運ばれてきたこの一皿はパブのチップスでは珍しい細くカットされたポテト
4種類の肉につけるソースとトマト&紫キャベツのサッパリサラダ

しかし、主役のハンバーガーは私の顔と同じくらい・・・厚さ10CMはあるかと思うほど・・・


3種類のスモールディッシュに添えられたソースはマスタード・ケチャップ・お塩
ちょっと大きめのソースは様々な野菜とベースにチリを入れた絶品ソース
このおソースと100%ビーフ(赤身が嬉しい)をよくよく焼いていただいたお肉はめったに口に出来ない私でも
思わず「美味しいーーっ」と唸ってしまったほど 


もちろん!完食!
その後は大きなおなかを抱えての午後の観光で全て消化できなかったのは言うまでもありません






大きなスペースではありませんが、私の座った窓辺の席も落ち着きましたが
ここでは暖炉の前のこの席が1番ゆったりとできるかもしれません



暖炉前







もし、お夕食でこちらのパブにいらっしゃる時は
ハロッズの美しい夜景を見ながら・・・
ちょっぴりゆったりとした心持で次回はキャンドルの明かりの元での夜のコンサバトリーで
お魚料理を堪能してみないな〜と思っています 



夜のハロッズ










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